株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース 様

業種
プロバスケットボールクラブ
事例分類
非常用電源用バッテリー
導入時期
2022年01月
導入目的
コスト削減、地域貢献(非常用対策)
URL
https://kawasaki-bravethunders.com

川崎ブレイブサンダースは、1950年のクラブ創設以降70年以上にわたり川崎市をホームタウンとして活動する「B.LEAGUE」所属のプロバスケットボールクラブです。前身の東芝バスケットボール部時代を含めてリーグ優勝4回、2021年、2022年と天皇杯でクラブ史上初・5回目の優勝となる連覇を達成しました。

今季キャプテンを務める藤井祐眞選手は2年連続のリーグ個人賞3冠を受賞、2021年11月に行われた2023年W杯予選では日本代表にも選出、2022年の天皇杯ではMVPを受賞しました。そのほか篠山 竜青選手、2018年に帰化したニック・ファジーカス選手をはじめ日本代表経験のある選手も数多く在籍しています。

川崎ブレイブサンダース

MOTTA導入の背景

“ゲーム(節)ごとの電源確保コスト”

ゲームになれば、来場される皆様が楽しんでいただけるよう、様々な電飾やホットスナックなど、多くの電気を使用することになります。
しかし、ホームのアリーナ(川崎市とどろきアリーナ)には、使用可能な電力に限界があります。
時折、電源が落ちてしまうなどのリスクもあり、予備の発電機を都度用意していましたが、コスト面での課題を抱えていました。

“MOTTA活用によるコスト削減”

上記のような課題を抱える中、MOTTAの非常用電源電池を知りました。
こうした電池ユニットは、通常、リチウムイオン電池のイメージがあり、高価であるため、導入に踏み切ることは困難でしたが、再利用の鉛蓄電池で、非常にコストが安価であったことから、導入を決めました。
これにより、予備電源のコストは、約半分に節約することができるようになりました。

“自然災害に備える地域貢献として”

2019年の台風の際、アリーナは浸水、災害現場を目の当たりにしました。
その際、電力不足になることは無かったですが、試合開催において現状復帰にかなり苦労し、災害の恐ろしさを体験しました。
川崎市とどろきアリーナは災害時の広域避難場所に指定されている等々力緑地内に位置しています。
MOTTAの電源は、アリーナに常に置いておくことで、万が一の災害で、停電等が引き起された場合にも、地域の皆様の非常用電源として活用(BCP活用)できることが、ブレイブサンダースというチームとしてできる地域貢献と考え、導入の最終的な決め手となりました。

株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース アリーナコミュニケーション部 運営担当 葛谷 氏株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース
アリーナコミュニケーション部
運営担当 葛谷 氏
ユニット納品の様子ユニット納品の様子
ユニット構成の様子ユニット構成の様子
ユニット外観ユニット外観

SBSリコーロジスティクス株式会社 様

業種
倉庫業、運送業、3PL事業、他
事例分類
フォークリフトバッテリー
導入時期
2017年07月
導入目的
コスト削減、環境保全
URL
https://www.sbs-ricohlogistics.co.jp/

1964年に創業、株式会社リコーの精密機器輸送を手掛けるメーカー系物流会社として誕生して以来、国内有数の総合3PL事業者として発展、SBSグループへの参入を通して、国内外100拠点以上を有するグローバル企業として活躍されています。

CO2削減への取り組み

SBSグループ全体として、中長期環境計画「シンシアチャレンジ2030」の行動計画を策定、具体的な数値目標を設定。特に、「車両」「施設」「社員」の3つの経営資源に着目して環境負荷の軽減に積極的に取り組まれています。

『SBSリコーロジスティクスの環境への取り組み』
https://www.sbs-ricohlogistics.co.jp/rlsc/csr/environment/

  • シンシアチャレンジ2030
バッテリー復元によるCO2削減量
15.82トン(~2021年7月までの合算)
ペットボトル
ペットボトル(2L)118,969相当のCO2削減

SBSリコーロジスティクス様では、慎重に検討の上、MOTTAを採用。バッテリーの復元を通して、15.82トンのCO2削減を実現しています。

MOTTA導入の背景

“4社のエントリーと3つの評価基準”

復元サービスの導入に関しては、イグアスを含め、技術の異なる復元サービスの提案が4社から同時期にありました。そこで私たちは適正な評価をするため、3つの基準を設けて評価を開始しました。

SBSロジスティクス様の三つの評価基準|1.すぐに悪くならないかどうか、2.悪くはないが良いものかどうか、3.結果、本当にコスト削減につながるのか

“悪い評価は数か月で出せるが、良い評価は数年必要”

4社のエントリーのうち、2社は数か月で性能が不十分であることが明らかになりました。次に、イグアスを含めた2社が、復元品として期待できる性能を有しているか否かの評価に入りました。

悪いか否かの判断はすぐに答えが出せるものです。しかし、良いか否かの判断には、3年程度の時間をかけながら、丁寧に評価していく必要があります。短期的なパフォーマンスが「良い」としても、ユーザーとしては、それがどれほど維持できるかということが重要になってくるからです。

“イグアスを選んだが、当初は品質にバラツキも”

当初はイグアスのサービスにも不安定な部分や品質のバラツキが見られました。「良い」と判断できるものとそうでないものがありました。しかしながら、1年ほどして品質が大きく改善され、その後はバラツキがなくなり、高い耐久性を発揮してくれるようになりました。こうして、イグアスの復元サービスを正式採用することになりました。

SBSリコーロジスティクス株式会社 代表取締役 社長執行役員 若松 勝久 氏<SBSリコーロジスティクス株式会社
代表取締役 社長執行役員
若松 勝久 氏
物流センター写真1物流センター写真2SBSリコーロジスティクス株式会社 物流センター横浜SBSリコーロジスティクス株式会社 物流センター横浜

“コスト戦略への組み込み”

イグアスの復元バッテリー活用を開始してから、今年で5年目となりますが、品質面はクリアした上で価格メリットがありますから、当然、充分なコスト削減が実現しています。
当社では、容量が大きく、かつ稼働率の高い車体に搭載されているバッテリーについては、ほぼすべて復元を活用しています。
(導入台数 85台 2021年3月現在)

逆に、稼働が極めて少ない小容量のバッテリーについては、復元を行わず、細々とギリギリまで活用し、車体交換まで使い続けることがコスト効率が高いと考えています。

どういう場合において早めに復元を活用することが望ましく、どういう場合において、ギリギリまで使用することが最もコスト効率が高いのか、当社ではそうした分析を済ませており、イグアスの復元サービスはすでに当社のコスト戦略に組み込まれています。

MOTTAに期待すること

“ソリューションとしての「復元サービス」”

復元は物販とは異なり、ソリューションの位置付けとして捉えています。単に、バッテリーを復元するだけなく、バッテリーに関して実際にユーザーが抱える悩み、バッテリー運用管理のノウハウなど、現場に不足している知識を埋めてくれるようなアドバイスを、今以上に期待しています。

また、当社グループ企業も含めての展開も始まっていますので、対応地域の拡大にも期待しています。